2017年02月07日
葬儀に携わる仕事はどんな人が向いているか
冠婚葬祭に関するビジネスは、多数ありますが、その中でも人の死である葬儀に携わる仕事というのは、特に人の人生に立ち入る職です。どんな職でもそうですが、喜びではなく哀しみの場に居合わせるので特に適当な気持ちで臨むことは決して許されないでしょう。哀しみに暮れている遺族の立場になり、自分に与えられた任務を真心込めてできるような人でなければ続かないでしょう。また、この仕事は、結婚式のように準備を円滑に進めて予定通りに入って来るものではありません。
仕事は常に臨機応変に対応する必要があります。現場では、様々なハプニングもつきものなので、マニュアル通りの展開にはなりません。また親族同士も突然のことで慌てていますので、いつも最善の判断が求められるので、キッパリと決断できて、なおかつその判断に責任が取れるような人が求められます。また体力も必要です。24時間体制のところもあるぐらい不規則な職業です。都合に配慮されたタイミングでの依頼はありません。そのため、日によっては長時間労働になることもありますし、時期によっては休みが取れず、出勤が続いてしまうときもあります。
また、遺体を運んだり、棺を持ち上げたり、資材を運んだりと、力のいることもこなさなければなりません。天候に関わらず、常に予約が入れば働かなかなければなりません。体力が必要となります。また、必ず宗教が絡んでくるため、日頃から宗教や宗派に関する勉強をしておくことも必要です。ミスが許されないだけに、勉強熱心であることも求められます。