2018年05月21日
お布施とは労働対価では無くて寄付活動になります
葬式で必要となるお布施の言葉のルーツに関しては、修行している身で、傷んでいる衣服を身にまとっているお坊さんに対しまして、布を施すことと考えられます。そこから、布を施こす、要するに布施と言われるようになったということを意味します。
そのことから、元を正せばお金でなくても可能といえます。しかしながら、いまどきの日本国においては衣服、あるいは食べ物などを寄付するわけにもいきません。従って、お金をお布施という形でお渡しする決まり事となっています。
それから、お坊さんに対してお渡ししますが、これについては読経といった労働対価という形でではありません。ご本尊に対して捧げるものといえ、寺院に対して寄付を行なうものとなります。お寺サイドは人々より頂いたお布施によりまして、ご本尊をお守りしている寺院を保持し、法務を実行することが出来るようになります。
それに加えて、ご本尊を守る取り組みを行っているお寺の住職であるとか、家族の日々の生活をバックアップする役割もあります。したがって、間接的にご本尊、あるいは寺院を守るために活用されていることになります。ですから、檀家はサッカーでいうところのサポーターということを意味します。